レンタカー回送とは
車両を他店舗に車を配送する業務のことである。
筆者がやった回送は県内間限定の業務となる。
業務の準備
回送ドライバーとしてやるには身一つではできない。
業務には以下のものが必要となる。
・スマートフォン(専用アプリを使用するため)
・ボールペン
・回送伝票
以上、3点あれば大丈夫。
しかし専用アプリを使用するには2000円徴収される。
回送伝票も30枚500円徴収される。
保険・補償等
他人の車を運転するあたり事故起こした時の保証についどうなるか気になる人はいると思う。
運転するにあたり1車両毎に保険は絶対加入である。
普通車は212円、軽自動車は164円徴収される。
補償内容を簡単に記してみた。
- 対人(無制限)
- 対物(免責額の上限20万円)
- 単独事故(休車損害金 + レッカー代)
- 相手がある事故(相手の修理代金全額 + 代車費用)
対人は無制限だが事故起こした場合は免責20万円しかつかないし損害金・レッカー代がかかる。
レンタカー回送ではここが1番のリスクともなる。
業務内容
専用アプリで稼働日と時間を入力して運営からその日の工程を知らされる。
1.自宅から引取り店舗に移動
2.店舗に到着したらスタッフから車の鍵をもらって車の傷などをチェックする
3.確認が終わったら納車店舗に運転して送り届ける
4.到着したらもう一度車の傷などをチェックして問題なければ回送終了
どのような車を運転するか
筆者は普通自動車免許(MT)を取得している。
実際に運転した車種は多岐にわたる。
クラウンの高級車からハイエースワゴン グランドキャビンといった大きい車など。
一番多いのはコンパクトカーがメインだった。
軽自動車もちらほら運転する。
雇用形態
レンタカー回送ではアルバイト契約ではなく個人事業主で委託するといった雇用契約となる。
何故そうなるか以下の記事を見れば納得する。
とある1日のお仕事内容と報酬
簡単に1日の稼働状況を説明する。
①家の近くの店舗から開始 10:00スタート
②店舗に到着後、鍵をもらって第2駐車場に徒歩で移動し車のチェック 10:20
③店舗に戻りサインをもらい納車店舗に移動開始 10:25
④納車店舗に到着 12:30
⑤車の再チェックと伝票に記入し1件目終了 12:40
⑥2件目の店舗に電車で移動 14:00
⑦必要事項を済まし納車店舗に出発 14:05
⑧納車店舗に到着 16:00
⑨3件目の引取り店舗にバスで移動 16:40
⑩必要事項を済まし納車店舗に出発 17:00
⑪納車先に到着 19:20
⑫4件目の引取り店舗に電車で移動 21:10
⑬必要事項を済まし納車店舗に出発 21:20
⑭納車先に到着 22:20
⑮自宅近くの駅に到着 23:30
以上が1日の流れである。
稼働時間としては13時間30分であった。
しんどい・・・
計4件をこなして気になるのは報酬である。
報酬は回収を依頼した店舗が回送業者に支払った金額の40%だった。
成果金額:¥17,700(レンタカー業者が委託業者に支払った金額)
委託料:¥7,080(これが貰える金額)
保険料:¥800
回送伝票:¥68(4件分 ¥17×4)
合計収入:¥6,212
委託料から保険料と伝票代を引いた金額である。
時給に換算すると1時間460円・・・
60件こなした時の収入
前述の稼働では1時間460円だが他の稼働日程ではどうなるか気になるところである。
60件分の回送をした時のデータは以下のようになる。
図の右端の赤字の¥322は一番時間効率が悪い工程。
青字の¥620が一番時間効率がいい結果となった。
全てを合計しての収入は¥112,244となった。
平均時給は476円となり最低時給以下という結果となった。
感想
始める前は車を運転するだけの簡単なお仕事だと思っていたが、いざやってみるとかなりきつい仕事だった。
運転中は神経使うしかなり体力を削られる。車を取りに行っても店舗とは別の所に車を保管してる店舗がある。
都市部に多く第2駐車場第3駐車場とかに分かれている。
一番遠い所は店舗から1.5km先にあるということもある。
何より一番きつかったのが電車での移動。
短距離の移動は大丈夫だが電車で1.5時間以上となると虚無が襲ってくる。座れるとも限らない。
最低時給以下と気づいたときは自分何してるんだろうと思い後悔した。
これからやろうと思う人は最低時給以下でかつ、事故を起こした時のリスクが大きい副業と思っていた方がいい。
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