Blenderで作ったVRChat用モデルを3Dプリンターで印刷してみた【塗装編】

3Dプリンター
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前回の続き

前回は出力して表面処理をしただけで終わった。

下記に詳細記事を貼っているので確認してみてください。

下地処理

レジンプライマー塗布

塗装する前にレジンプライマーを塗布する。

レジンで出来たものはプライマーを吹かないとマスキングテープで簡単に剥がれる。

これを吹くだけでかなり食いつきが改善される。

使用するものは「Finisher’s」のマルチプライマーを使用した。

原液をそのままフィギュアに塗布する。

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サーフェイサー塗装

次にサーフェイサーを塗装する。

ここでは傷や、積層痕の残り、サポート材の除去忘れを確認するために行う。

グレー1000のサフで行った。

赤丸内にサポート材の除去忘れが発生した。

塗装前はわからなかったけどこのように簡単に確認できた。

ナイフで切り取ってペーパーで滑らかにした。

他の部分はスポンジやすりの1000番で軽く表面を滑らかにする。

最後に白1500番台のサーフェーサーで本塗装前の準備は終了。

本塗装

髪の毛

髪の毛は色ノ源という塗料を使用した。

束の隙間や後ろ髪で凹んでる部分には少し暗めの色を塗装した。

画像のようにグラデーションもかけてみた。

肌はマゼンダ、イエロー、ホワイトを混ぜて色を作った。

ソックスは黒、靴は茶色で塗装した。

肌も影になる部分を塗装する。

場所は膝の両面、股の付け根、尻と太ももの境界線。

薄く塗装した為スマホのカメラではわかりにくかったため画像は乗せていない(´・ω・`)

上着

上着は白で塗装した。

影になる部分はうす暗いピンクでつけていく。

服の縫い目部分はスミ入れで表現した。エナメル塗料で薄いグレーをスリットに流し込んだ。

スカート

スカートは白のラインがある為マスキングする。

ここにマゼンダ、イエロー、黒を調色して塗装した。

影となる部分にはクリアー、ブラックで塗装した。

折り目が若干暗くなっている部分を見てもらえるとわかりやすい。

その他

右手に持っている剣を塗装する。

初めに黒で塗装する。この後にシルバー塗装をするために発色をよくするためである。

剣先部分はシルバー、返しの部分は金色、柄の部分はブロンズで塗装した。

帽子

帽子のツバ部分は紺色、その他は白で塗装した。

靴は茶色に塗装して、立体感を出すために墨入れを施した。

デカール作成

本フィギュアでは目、腕章、帽子についてるロゴはデカールで表現した。

SAIでテクスチャを作成した。

デカールは「エーワン 自分で作るデカールシール 透明 はがき 2セット 81024」を使用した。

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家庭用プリンターで簡単に印刷ができる便利なもの。

尚、透明タイプなので下地の色が影響されるため取り扱いは注意しないといけない。

背景が黒系だとデカールの色がかき消される・・・

こんな感じにプラモデルに付属されているデカールより薄めになる。

それはさておき使用する分を印刷した。

まずは腕の腕章。

薄いなぁ(´・ω・`)

次は帽子のロゴ。

最後は目。

印刷で白は出力できないため、予め白で塗装しておく。

その上にデカールを貼る。

このデカールは水につけてスライドさせるタイプではないのでピンポイントに貼らないといけない。

かなり難しかった・・・

クリア塗装

最後にクリア塗装で塗膜を保護する。

つや消しクリアーで塗装した。

仮組

塗装が終わったら組み立てていく。

最終接着剤で固定するが仮組して問題ないか確認する。

まずは下半身。

次は上半身。

最後に頭。

前髪がはまらない・・・

ここは削ってはめ込もう。

リューターで隠れている部分を肉薄にする。

はまりました。

組み立て

接着剤で組み立てていく。

まずは台座と下半身を接着する。

台座の穴と足裏に接着剤を流し込む。

台座に真鍮線を差し込む。足裏にあけた穴を差し込んで固定する。

スカートはかっちりはまって簡単だった。

胴体部分。

頭と胴体。

上半身と下半身。

サイドテール。

完成

完成しました。

イラストの構図はこのような感じ。

カメラの画質が終わってるけどなんとか形になりました。

全体を映すとこのような感じ。

台座はこのように表現してみました。

感想

キャラクターのフィギュアを3Dプリンターで出力・塗装までやってみて大変でした。

出力した時に造形物が太ってパーツが嚙み合わないことが一番処理に手間取った。

対策はみつかったので次回は同じ失敗をしないようにしないといけない。

塗装は髪の毛のシャドー塗装が難しかった。

エアブラシの口径が大きいせいか、はたまた自分の技術不足のせいか上手くできなかった。

もう少し修業が必要である。

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